インターネット通信販売におけるB2C(企業・一般消費者間取引)の大手ショッピングモール・淘宝商城に対する「抗議活動」が繰り広げられている。今月11日の午後9時には、ネット利用者約7千人がネット娯楽ツールの「YY語言」に集結し、HSTYLE、O.SA、七格格、ユニクロといった大手ショップの商品を対象に、商品をクリックし、低い評価を下し、支払いを拒絶するという悪質な操作を行った。淘宝商城はこの件を警察に届け出ており、現在は警察が介入し調査を進めているという。「国際金融報」が伝えた。
▽互いに言い分を主張
12日になるとこの組織的な抗議活動はますます激しさを加えた。この原稿を書いている時点で、抗議のためYY語言に集結したネット利用者は3万8千人を超えた。淘宝商城の張勇総裁は取材に応える中で「インターネット上の暴力や悪意をもったショップへの攻撃などの行為を、われわれは決して容認しないし、このために妥協することも絶対にない。われわれは消費者に対して責任を負い、正当な経営を行うショップに対して責任を負わなければならない。われわれが妥協すれば消費者とショップの利益を最も大きく損なうことになる」と話す。
淘宝商城の非難に対し、抗議を行う小規模ショップも「ひどい目にあっている」と声高に叫ぶ。「反淘宝連盟」の発起人の一人によると、今回の行動は悪意をもって淘宝商城を狙ったものではなく、淘宝商城がルールを改定する時には、小規模ショップの利益をもっと考えるようにしてほしいとの願いなのだという。小規模ショップを動員して権利保護の活動を行うことは法律に抵触しないし、同連盟も法律が認める範囲で活動を行っているのだという。
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