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中国の外貨準備高、16カ月ぶりに減少

 中国人民銀行(中央銀行)がこのほど公表した第3四半期の金融データによると、中国の外貨準備高は9月、608億ドル減となり、16カ月ぶりに減少した。増加率は落ちたものの、依然として3兆2千億ドルの莫大な外貨準備は市場の懸念材料となっている。業界関係者は、「外貨準備の管理においては、『多元化』をキーワードとして投資構造の最適化を実現し、リスク管理を強化すべき」と指摘する。京華時報が伝えた。

 中央銀行のデータによると、9月末の時点で外貨準備高は3兆2017億ドルとなった。うち、7月は478億ドル増、8月は172億ドル増だったが、9月には608億ドル減少した。前回単月で外貨準備高が減少したのは16カ月前の2010年5月で、510億ドル減だった。

 国家外貨管理局が9月末に発表した「2011年上半期中国国際収支報告」は、「下半期、世界経済の成長率が鈍化するに伴い、貿易の増加と貿易関連の融資が抑制され、先進国の債務危機によって世界の金融市場の動揺が激化し、中国の国境を跨ぐ資本流動の不確定性が短期的に高まる可能性がある」と指摘している。

 また、あるアナリストは、第3四半期にユーロが対ドルで6.1%値下がりし、中国の外貨準備におけるユーロ建て資産に損失が出たことが外貨準備減少の重要な原因となった可能性を指摘している。

 全体的に見て、ここ数年の国際収支は「双子の黒字」を持続している上に、金融危機後は国際的な流動性の氾濫により、外貨の流入規模も大きくなった。これが中国の外貨準備高急増の主な原因だ。データによると、中国の外貨準備高は2005年末に8189億ドルだったが、それからわずか5年後の現在、約4倍の3兆2千万ドルに達している。

 専門家は、外貨準備高の増加は中国の対外支払い能力の強化、改革開放の促進、中国の国際的地位向上にとって積極的な意義をもつが、多すぎる外貨準備高と、外貨準備高の急激な増加は、外貨準備の運用とマクロ調整に試練をもたらすだろうと指摘する。(編集SN)

 「人民網日本語版」2011年10月17日

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