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中国の貿易黒字を過大評価、現行の貿易統計方法の問題点とは

 税関の統計によると、11年度第1〜3四半期、中国の対外貿易輸出額は1兆3922億7000万ドル(約107兆2000億円)、輸入額は1兆2851億7000万ドル(約98兆9500億円)に達し、貿易黒字は1071億ドル(約8兆2400億円)に達した。貿易黒字額とは一般人から見た場合、対外貿易を通じて稼いだ金銭を示すものである。しかし、これは実情に基づくものだろうか。

 このほど、中国商務部とWTOが共同で開催した検討会において、多くの業界関係者が「伝統的な国際貿易の統計方法は、現在の貿易の実質を歪曲するもので、『統計は中国、利益は外国』という奇妙な現象が生じている」と指摘した。中国の巨大な貿易黒字は、国際貿易の現状を真の意味で反映していない。

 ◆統計は中国、利益は外国

 iPhoneの組立で中国メーカーが得る利益は6.5ドル(約500円)のみだが、178.96ドル(約1万3775円)の輸出額は全て中国側の利益とされている。

 経済のグローバル化を背景とし、情報技術製品を代表とする工業製品の生産の分担が進み、多くの製品が数カ国で共同生産されている。生産の分担について、中国は安価な製造コストを武器に、携帯電話・パソコン・プレイヤーなど電子製品の組立の中心地となっている。しかしながら、中国の組立メーカーが最終的に得る利益は少ない。

 神舟電脳の呉海軍董事長は、以下の数値をメディアに提供した。中国で組立を代行している、DELLやHP等の米国産ノートパソコンの生産者価格は、一般的に300〜400ドル(約2万3100〜3万800円)だ。うち、インテルが提供するCPUとチップの収益は、全体の約30%を占める。プリント基板、液晶パネル、ハードディスク等の部品のコストは、全体の約60%を占める。一方で組立を代行する中国メーカーは、生産者価格の5%の利益しか得られていない。

 こうして見ると、国際加工貿易の生産チェーンにおいて、中国が実際に得られる利益は少ない。しかしながらWTOの統計結果は、異なる状況を呈している。

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