中国人民銀行、3年物の手形発行を一時停止 (2)
金融政策の緩和を待ち望んでいた市場は、3年物手形の発行を一時停止したことを、積極的な信号として見ている。株式市場で今週は続騰が相次ぎ、上海証券総合指数が計118.34ポイント上昇した。
中国人民銀行が預金準備率を再度引き下げるという噂について、専門家は「時期尚早だ」と指摘した。
中国人民銀行の周小川総裁もまた、「中国の全体的な経済の流れに大きな変化はなく、財政・金融政策の主要方針に変更はない」と表明した。
宏源証券の師範・高級アナリストは、「中国人民銀行の政策は安定と慎重を維持する必要があり、短期間内に再度の引き下げに出ることはないが、公開市場においては適度に流動性を確保するだろう」と指摘した。魯氏も、「11月のマクロ政策には調整など大きな動きはないが、個別の問題を解消するための小幅微調整はありうる。例えば単独の債券発行を認め、中国鉄道部の負債を政府支持債券と定め、小企業の減税・免税を実施する等だ」とした。(編集YF)
「人民網日本語版」2011年10月28日