米メディア:中国人の買物には自分の考えがない?
環球時報によると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版に11日、次のような記事が掲載された。
長いこと欲しかった靴を買おうとする場合、中国人ならまず親しい友人の賛同を得ようとする可能性が高い。
中国とその巨大な人口に多くの海外ブランドは注目しているが、台頭する中産階級の増え続ける富をどうすれば十分に利用できるのか、いまだ困惑している。マッキンゼー・アンド・カンパニーの最近の調査によると、中国人は最も親しい人の意見に特に影響されやすい。
例えば電子製品を購入する際、中国人のおよそ4人に3人は友人や家族の薦めで購入商品を知っている。一方米国では、友人や親族の意見に影響されるという消費者は半数に過ぎない。洋服を購入する場合は、同世代の意見が同様の影響力を持つようだ。調査に応じた中国人の3分の2以上が、購入商品を知った理由として、知り合いの意見を挙げている。
同社で中華圏消費財コンサルティング業務を主管し、今回の調査も担当したマックス・マグニ氏は「中国では世界のどの地域にも増して、親戚や友人の役割が極めて重要だ。国際ブランドにとって、その影響は中国市場特有のチャレンジとなりうる」と指摘する。最近、あるアパレル小売業者がマックス氏に、中国店舗の試着室の列が長すぎると不満を述べた。女性客が試着室に閉じ籠って自分の写真を撮影し、意見を聞こうと友人に送信し、返信を待っているのが原因だった。「こんなことは中国だけだ。これは中国文化に余りに深く根差しており変化しそうにない」。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年11月13日