聯想、北米市場で東芝を抜き 「歩み」から「走り」へ (2)
シュモック氏は「だが聯想は現在、北米市場での業務を急速に拡大しつつある。過去8四半期の北米での増加率は世界での増加率を25%以上上回った。営業成績をみると、北米市場で欠損の段階から金を儲ける段階へ移行しており、北米市場での利益増加率が最も速い」と話す。
シュモック氏によると、こうしたことは主に聯想が北米市場の発展戦略を改めて調整したためという。創業者の柳伝志氏が2009年2月に会長に復帰すると、聯想は攻めと守りのダブル戦略を確定し、これを受けて北米業務は新たな段階に足を踏み入れた。一方で、聯想は最も得意とする販売ルートの優位点を生かして、小売や中小企業などの市場開拓に力を注いだ。その一方で、国内での実践を踏まえて有効性が確認された営業販売戦略を選択的に北米市場に「移植」した。最新の統計によると、聯想は現在、北米PC市場で5位に躍進したという。
シュモック氏は「現在、われわれの北米市場における戦略はすばらしい効果を上げている。かつてのわれわれが北米市場を這っていたというなら、現在は早足で歩いている段階だ。遠くない将来には走り出すという目標を実現できるとみられる。現在の状況から考えて、来年のいずれかの時期には北米市場で東芝を超える見込みだ。だが聯想の最大の目標は市場シェアそのものではなく、重点的な仕事は協力パートナーを見つけることだ。顧客の体験と協力パートナーの体験を生かせば、市場シェアや利益は後から自然についてくる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年11月18日