2011年11月24日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:16:58 Nov 24 2011

中国経済の成長率、今後も鈍化を継続

 人民日報紙はこのほど、現在の中国経済情勢について、中国国家発展改革委員会マクロ経済研究院の王一鳴副院長を取材した。

 ●思春期を終えた中国の経済成長

 記者:この流れならば、来年の経済成長が8%台に突入する可能性があるのでは。これは中国経済が2桁成長を終了したことを意味するのか。

 王一鳴:来年、中国のマクロ経済の不確定要素が増加する。世界環境が深刻化し、先進国の財政・金融リスクがさらに高まり、世界経済の成長が低迷の圧力を受ける。中国国内の環境は全体的に有利であり、経済成長の原動力が依然として旺盛である。水利・交通などのインフラ整備、および保障性住宅等の低所得者向けの投資増加、産業移転、戦略的新興産業の発展等の要素を受け、投資の増加率は依然として高位で推移する。最終消費は、就業環境の改善、給与の持続的な増加、都市と農村の住民の収入および消費能力の上昇に伴い、比較的高度な成長を維持する。輸出は、世界的な景気低迷、貿易条件の悪化、輸出コストの上昇といった影響を受け、成長率がさらに鈍化する。初歩的な予測によると、来年の経済成長率は、今年の9%増からやや鈍化する。

 中国経済は高度成長を30年間継続しており、今後これが8-9%となるのは当然であり、かつ今後はさらに鈍化を続けるだろう。これは経済発展の法則である。これはまた一人の成長と同じく、思春期に身長が急激に伸び、その後安定化に向かう。

 記者:思春期を終えた中国の経済成長は、今後どのような成長を経るのか。

 王一鳴:第12次5カ年計画期間、中国の経済発展は依然として戦略チャンス段階にあり、比較的高度な経済成長を支える有利な条件が多いが、課題に直面する可能性も高い。

 生産能力の拡大ペースが鈍化し、投資の需要が減少しているが、居民収入の増加と社会保障レベルの向上に伴い、消費の需要が増加する。中国経済が比較的高度な成長を維持し、世界経済の回復が遅れることで、中国の輸入増加率が輸出増加率を引き続き上回り、外需の貢献度が下がる。

 中国の年齢別人口の構造変化により、貯蓄率や労働力の需要・供給条件といったマクロ経済の変化が生じる。これにより、資本・労働等の生産要素の、供給増加率が鈍化する。また技術進歩による貢献度が短期間内に著しく上昇する見込みもなく、土地およびエネルギー供給の経済成長に対する制限が増大することで、潜在的な経済成長率に影響を及ぼすと見られる。

 総合的に見ると、第12次5カ年計画期間および今後10-20年間、中国の経済成長ペースは鈍化を継続する。これは正常な現象だ。経済成長ペースの鈍化、それに伴う影響について、十分な準備が必要だ。それと同時に、経済成長ペースの鈍化が、経済発展方式の転換の加速化にさらなる課題をもたらすことに着目しなければならない。第12次5カ年計画期間、実質的な進展を達成する必要がある。(編集YF)

 「人民網日本語版」2011年11月21日

  評 論      プレスリリース
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古