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軌道修正を迫られる日本のアニメ産業

 布川理事長によると、日本のテレビアニメは主にファミリー向けアニメ、子供向けアニメ、「オタク」向けアニメの3つの部類に分けることができる。ファミリー向けアニメは子供を中心とした家族とそのコミュニケーションをテーマにした作品が多く家族全員で鑑賞して楽しめる。例えば、放送年数42年を誇る長寿番組「サザエさん」は、今でもほぼ毎年、アニメ番組の年間平均視聴率ランキング上位5位に入っている。一方、子供向けアニメは、「ドラえもん」や「名探偵コナン」など主に中学生以下の子供を対象として企画・制作されるアニメ作品で、日本でだけでなく、世界中に多くのファンがいる。「オタク」向けアニメとはここ数年登場している新しいタイプのアニメだ。

 布川理事長は「日本は現在、少子化問題が深刻で、子供向けアニメ儿市場が縮小している。しかし、消費能力の強い大人のアニメファンがそれをカバーしている。全体的に見ると、少子化問題の日本のアニメ産業に対する影響は限定的。日本のアニメ産業の今の最大の問題は放送媒体のデジタル化、インターネット化で、この先どの方向に発展していくのか我々にも予想が付かない」と指摘。日本では今でも伝統的な手描きアニメのスタイルが貫かれているため、制作コストが高く、時間もかかる。また、あの伝説のアニメ「鉄腕アトム」のアニメ第1作が1963年にテレビで放送されるようになって以来、アニメの主な放送媒体と収入源は現在に至るまでテレビだった。しかし、インターネットの普及やスマートフォン(多機能携帯)の登場により、テレビの視聴者は減少傾向にあり、テレビ局が捻出できる制作費にも限りが出てきた。こうした中、膨大なアニメ制作量が負担になりつつある。また、インターネットが海賊版を提供するプラットホームとなり、制作会社は海外の配給収入の面で損失を被り、ひいては日本国内の市場にまで影響を及ぼしている。

 ある統計データによると、日本のアニメ産業(アニメ関連の商品は含まず)の全体的な市場規模は2006年をピークに、ここ数年下降を続けている。この2年は若干の回復を見せているものの、市場を押し上げている主な原動力は外国産アニメの進出にある。また、スマートフォンの普及後にアニメ商品のの新たな市場を開拓できるかはまだまだ未知数だ。

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