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人民元相場の変動は市場の変化を踏まえたもの (2)

 ▽双方向の変動が今後の流れ

 英国のロンドン大学金融管理コースの孫来祥教授によると、このたび人民元レートを引き下げた要因として、欧州債務危機だけでなく、中国国内で新たな経済調整が進められていることが挙げられる。また中国が通貨引き締め政策を採っていること、不動産に対する調整コントロールの方針を堅持していることが、人民元レートに対する外部の信頼感を短期的に低下させた。だが長期的にみれば、中国市場はなお力強く、吸引力があり、人民元も長期的にみれば相対的に安定した水準を維持するものと予想される。

 オーストリアの有名シンクタンク・オーストリア国際関係研究所のアレクサンダー・クリンバーグ研究員(高級顧問を兼任)によると、市場の短期的な買い手が中国に照準を当て、中国経済に鈍化の兆しがみられれば、一定額のホットマネーが流出するという状況が出現した。また世界で米ドルニーズが高まったため、これまで数カ月にわたって高い水準にあった人民元がこのたび低下した。これは獲得した利益をはき出す時期として正常なことだという。

 最近出現した変動からうかがえるのは、双方向の変動が今後の流れだということだ。より大幅な変動が出現する可能性もある。シンガポール華僑銀行の謝棟銘経済アナリストによると、人民元は単一方向の変動から双方向の変動へと移っており、ここから人民元取引の新しい時代の始まりがうかがえる。市場は今後、人民元の双方向の変動に対する予測を強化し、人民元取引モデルもこれから新たな変化を迎えることが予想されるという。

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