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人民元相場の変動は市場の変化を踏まえたもの (3)

 ▽人民元の小幅低下は経済の安定にプラス

 市場では、人民元が一定の幅で低下すれば、輸出を安定させ、経済の成長ペースを安定させるのにプラスとなり、中国の輸出企業が一番目の受益者になるとの見方が一般的だ。劉チーフエコノミストによると、人民元レートの双方向の変動メカニズムが形成されつつあり、このことが多くの企業および個人にレートの操作に際して為替変動リスクについて十分に検討するよう促すとともに、人民元レートに一層の弾力性をもたせることにつながるとみられる。また人民元の今回の変動を受けて、国境を越えた資本の流動に逆転現象が出現し、投機資本の中国への流入の積極性が低下し、国際市場におけるホットマネーの流入圧力が大幅に緩和され、外貨買取専用資金が減少するなどして、インフレ抑制にとってプラスになる可能性があるという。

 人民元レートの変動により人民銀の外貨準備に注目があつまっている。ロイター社によると、人民銀の外貨資産は今年の10月に約8年ぶりに減少した。欧州債務危機への懸念やグローバル経済復興の前途が暗澹としていることから、リスク回避の心情が高まり、商業銀行などの金融機関は人民元の低下予測を踏まえて、外貨資産の保有をより強く希望するようになった。人民元レートが引き続き低下すれば、人民銀の外貨資産がさらに減少する可能性がある。

 謝経済アナリストによると、長期的にみれば、人民元の上昇幅は縮小が予想されるが、短期的にみれば、今年年末まで変動が続き、再びストップ安に陥る可能性もある。現在、市場では人民元は来年も引き続き変動するとの見方が出ている。人民銀は人民元レート基準値によって市場の安定をはかるため、国内市場は今回それほど大きな打撃は受けていない。だが海外市場は人民銀が関与できないため、大きな影響を受けることになるとみられる。現在、海外市場では人民銀が人民元の連続ストップ安に対して一連の解釈を打ち出し、投資家の信頼感を高めることへの期待が高まっている。(編集KS)

 「人民網日本語版」2011年12月8日

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