2011年12月14日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:11:29 Dec 14 2011

人民元、連続ストップ安も大幅下落の可能性は低い

 欧州連合(EU)首脳会議(EUサミット)に漂っていた楽観ムードがあっという間に消し飛び、米ドルが上昇した。年末を控えて、人民元の米ドルに対するスポットレートは10営業日連続で値幅制限まで値下がりするストップ安となった。あるアナリストによると、最近の動きは人民元が下落の軌道に入ったことを示すものではなく、連続ストップ安はまもなく終わる見込みという。

 EUサミットで達成した合意により生じた楽観的なムードはごく短い間しか続かず、欧州債務危機はサミットで達成した財政規律の強化という政府間合意によって緩和されていない。各付け会社はEUやユーロ圏各国の格付けについてあらためて警告を発し、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは来年第1四半期(1-3月)にEUの全加盟国27カ国の格付けを見直すと発表し、フィッチ・レーティングスもEUサミットは欧州債務危機の総合的な解決策を打ち出していないと警告した。

 こうした要因を総合的に踏まえて、市場には危機回避のムードが高まり、米ドルが全面的に上昇すると、これに応じて人民元がやや値下がりした。13日の人民元対ドルレート基準値は1ドル=6.3359元で、前営業日比62ベーシスポイント低下。同日午後3時には値幅制限の6.3676元に到達してストップ安となり、外国為替市場での人民元のストップ安は10営業日連続となった。

 平安資産管理有限責任公司投資部門の万超経理(マネージャー)は「この時期の人民元対米ドルスポット市場は、安値で寄り付き、中盤にストップ安に近づき、高値で終わるというパターンが多い」と話す。

 ある銀行の外国為替取引担当者によると、人民元の連続ストップ安をもたらした技術的な原因はさまざまで、市場の信頼感の揺らぎ、為替レート回復の必要性、企業の外貨建て債務の繰り上げ償還、ホットマネーの逆流などが考えられる。とりわけ米ドル上昇を背景として、世界的な通貨の下落、人民元に対する段階的な評価の低下が正常な市場のムードの転換だ。

 あるアナリストによると、基準値と通貨の現物市場のレートとの差額が徐々に縮まっており、人民元の対ドルレートの連続ストップ安はまもなく終わる見込みで、人民元が大幅に値下がりする可能性は極めて低いという。また人民元の値上がり傾向は2012年上半期まで続き、その後は幅の広い双方向の変動期に入ることが予想されるという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2011年12月14日

  評 論      プレスリリース
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古