アジア最大の遊園地、廃墟化した今ひそかな人気 北京 (2)
■廃墟が冒険家の楽園に
遊園地の入り口では、数人の農村女性が見張りをしているが、ここを「探検」に訪れる人も多い。これらの人の多くは、アマチュアのカメラマン、文芸青年、映画監督等だ。
ある女性カメラマンは、「ネットでここを知り、探検を楽しもうと思い訪れました。ここにはクラシカルかつ現代的な雰囲気が漂う鉄筋構造建築物があり、これに一面のトウモロコシ畑が加わり、独特で芸術的です」と語った。
■遊園地の荒廃は企業内部の問題
華彬集団の公式サイトによると、同遊園地は1994年に工事を開始した。南口鎮政府の関係者によると、土地の使用には問題がないという。本紙記者が同社に電話取材を行うと、関係者は「同土地に新たな使用計画はない」と回答した。メディアは過去に、1998年の東南アジア経済危機による影響がデベロッパーに波及した、と報道した。(編集YF)
「人民網日本語版」2011年12月26日