春節、帰省費用が悩みの種 他省出身は平均3千元
民政部中国社会工作協会はこのほど北京、上海など6都市で春節(旧正月、今年は1月23日)の帰省について調査を行い、その結果を発表した。それによると、回答者の約7割が「春節の帰省で悩んでいる」と答えた。悩みは電車の切符の手配、人付き合いにかかる出費、実家が遠いといった客観的な要因に集中しており、なんといっても経済問題が悩みの主要因だ。「成都晩報」が伝えた。
今月8日に春運(旧正月前後の旅客運輸体制)がスタートしてから1週間が経ち、四川省成都市で働く多くの「新成都人」が家路についた。そして今、これを上回る人々が休みに入り、実家に向かう日を待ちこがれている。成都市統計局が発表したデータによると、同市の外来人口(市外からやって来た人の数)は300万1900人に上り、40日間の春運期間中、その多くが実家に帰る見込みだ。インターネットでは今、どんな方法で帰省するのが最も経済的かがホットな話題になっており、自分の帰省費用を公開する人も少なくない。公開された「巨額」の帰省費用を参考にしながら、若い人たちは周到にいろいろな方法を考えて少しでも安く上げようとしている。
▽ケース1:同じ省にある実家に帰省するケース
・「帰省費用は低い」「問題は渋滞と疲労」「バスが最も一般的だが疲れる」
・回答者は四川省自貢市に実家がある張さん一家
・主な出費は乗り合いバスの乗車券+タクシー代=約850元
張さんの実家は自貢市農団山にある。自宅から梁家巷のバスターミナルまでタクシーに乗ると約60元かかり、成都-自貢間のバス代が片道一人当たり85元かかり、自貢バスステーションから農団山までタクシーで80元かかる。バスの休憩ステーションで食事を取る必要があり、これに100元以上かかる。娘も大人と同じ切符が必要になった張さん3人家族の帰省費用は約850元になる。
張さんの話:一家3人で春節に帰省するといつも大変なことになる。家から公共の交通手段で梁家巷のバスターミナルに行くには2回乗り換えが必要で、両親へのみやげも少なくないことから、タクシーに乗ることにしている。自貢へのバスは出発するまであちこちをぐるぐる回るので、出発を待っている間キリキリする。