国際航空・南方航空 新機購入で30億ドル借入へ
中国国際航空株式有限公司と中国南方航空株式有限公司が申請していた国際商業貸付計約30億ドルの借り入れが、先週末に国家発展改革委員会の承認を得た。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
同委の公告によると、国際航空は19億6千万ドルを借り入れて、航空機28機を海外から購入し、南方航空は9億5400万ドルを借り入れて、14機を海外から購入するという。
世界の航空企業の昨年の業績と国際航空運送協会(IATA)の悲観的な予測に基づくと、2012年の航空輸送産業は低迷ぶりがさらに進行するとみられ、業界内では市場の低迷期の航空機購入は間違いなく「割に合う」との見方が一般的だ。だが注文から実際の引き渡しまでに3-5年の時間がかかり、引き渡しの頃に市場が低迷から抜け出せているかどうかを今確定することはできない。
2008年8月24日に発生した黒竜江省伊春行き航空便の事故を受けて、ここ数年の航空産業は管理対策の引き締めがはかられてきた。中国民用航空局の李健副局長が昨年末に全国民用航空業務会で述べたところによると、2012年の輸送機の増加数は150機を超えない見込みという。また2011年の新規購入数は148機で、年間計画より60機少なかったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年2月6日