「金脈求めて大陸部へ北上」が香港のトレンドに
最新の調査によると、香港の若年層の7割が大陸部で働くことに意欲を示しているという。金脈を求めて大陸部へ北上するのが、香港の人々の間で一種の流行になっている。大陸部の人が香港に来るとトラブルを起こすことが多いが、香港の人が大陸部に行くと水を得た魚のように活き活きするケースが多い。「人民日報」海外版が伝えた。
香港の明さんは今年1月、広東省深セン市にある大手物流企業に履歴書を送り、採用された。すぐに業務の中核を担うようになり、毎月の収入は奨励金を合わせた1万3千元に達した。昨年大学を卒業した明さんは香港の物流企業で半年間働いていたが、その時の月給は1万元に満たなかった。
明さんは、「(大陸部での収入は)香港での収入より約4千元高い。深センでは毎月の基本的な生活費は約5千元で、生活コストは香港よりも低い。そんなわけで、もう『月光族』(収入をすべて使い切る人々)にならなくて済む」と話す。
また明さんは、「深センでは香港で働いた経験があれば、大抵はよい地位につける。深センの企業に入れば、職階は一段階上がるのが一般的だ」と話す。