iPhoneの中国シェア 2四半期連続低下
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中国市場でタブレットコンピューター「iPad」(アイパッド)の商標権トラブルに陥りつつある科学技術大手の米国アップル社は、また一つの現実に直面せざるを得なくなっている。世界最大の携帯電話利用者を擁する中国市場で、同社の多機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone」(アイフォーン)の市場シェアが2四半期連続で低下したという現実だ。「広州日報」がロイター社の報道として伝えた。
こうした現実には現地メーカーによる競争がますます激化していることの影響もあるが、アップル社側にもアイフォーンの供給不足という要因がある。ある業界関係者の見方によると、中国市場の巨大なアイフォーン需要が満たされていないが、市場ではアップル社がまもなく中国電信と協力合意を結ぶ見込みで、アイフォーンの中国での販売量が引き続き上昇するとの見方が一般的だという好材料もあるという。現在、アップル社の中国で唯一の協力プロバイダーである中国聯通は、アイフォーン利用者の件数を公表しておらず、アナリストには約300万件と予測されている。