中国中西部は日本企業に絶大な魅力 ジェトロ
近日、第10回中国国際ソフトウェア提携商談会が成都で開催された。商談会の期間中、日本貿易振興機構(JETORO)上海事務所の川合副所長は、賽廸網(CCIDネット)の取材に対し、「中西部地域は低コストの生産拠点であるというだけでなく、極めて大きな市場チャンスが秘めている」と述べた。
川合氏によると、日本経済の成長が落ち込み、多くの日本企業が国外に進出し始め、中国の中西部地域は益々魅力的な地域になっているという。国際協力銀行(JBIC)は毎年、日本の大手メーカー600社に対しアンケート調査を行なっているが、その結果からも分かるように、海外投資で最も注目されている地域は、毎年中国が1位で、中でも中西部地域が人気だという。
中西部地域は人材コスト・生活コストなどの面でも大きなメリットがある。また、「成都の効率的な行政環境は印象深かった」と川合氏は言う。成都で投資を行なっている日本企業はもはや少なくなく、イトーヨーカドーなどの成功を収めている日系企業もあり、成都には日本企業を受け入れる環境が十分に整っており、柔軟性のある都市であることが証明できる。
そして、ここ最近、多くの企業は天府新区の建設に注目しているという。成都はこれらの投資の人気スポットをもっと日本企業にアピールすべきである。日本企業は一度、成都に足を踏み入れれば、必ずやその魅力に惹かれるだろう。昨年のソフトウェア提携商談会でも、初めて成都に来た日本企業が投資を決めた前例がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月2日