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世界最高値のアップルに含まれる中国市場の価値 (2)

 世界のアップル社製品販売業者の販売状況について、クックCEOは次のような見方を示した。中国市場はこの分野で力強い動きをみせており、他の地域は動きがやや弱い。中国市場は非常に重要であり、これからも引き続き伸びるとみられる。

 アップル社だけではない。多くの多国籍企業にとって中国は重要な目標となる市場であり、成功のカギとなっている。自動車分野についていえば、11年には米ゼネラルモーターズ(GM)と独フォルクスワーゲン(VW)が自動車販売台数で世界1位と2位を占め、中国市場の貢献度はGMが28%、VWが29%に上った。

 認めざるを得ないことは、アップル社などの多国籍企業の巨大な産業チェーンの中で、中国の製造業は極めて低い利益しか得ていないということだ。アップル社を例に取ると、中国はその産業チェーンの中で最大かつ最重要の製造拠点でありながら、利益率は2%にも満たないのが現状だ。

 中国市場はこれまでアップル社に「差別」され続けてきた。iPhone4の発売時と同じく、iPhone4Sの発売計画の中でも中国は英国領バージン諸島やケイマン諸島などと並ぶ三級・四級市場とみなされている。これは中国がアップル社にとって世界2位の市場であるという事実とは鮮明な対比をなすものだ。

 アジア開発銀行中国代表処の荘健シニアエコノミストは取材に応える中で、「中国がアップル社の産業チェーンで果たす役割は非常に微弱なものといえる。産業チェーン全体の中で、中国が従事するのはローエンドの組み立てと加工だからだ。多国籍企業のグローバル配置の中で、中国はよりハイレベルの産業チェーンへと発展する必要がある。たとえばローエンド産業を脱してハイエンド産業に移行すること、製品の研究開発に参与すること、市場戦略の決定に参与することなどだ」と述べた。

 実際、改革開放スタートから30数年が経ち、海外資本を呼び寄せる中国市場の競争力をどのように保証するか、中国市場の地位をどのように向上させるかが、中国経済のモデル転換やグレードアップにおいて正面から見据えなければならない問題となっている。(編集KS)

 「人民網日本語版」2012年3月6日

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