商務部部長、補助金措置に関する非難に回答
3月7日(水)午前10時、第11期全人代第5回会議のプレスセンターは、北京メディアセンターホテルの多機能ホールで記者会見を開催した。中国商務部の陳徳銘部長は、「消費拡大・流通促進と対外経済貿易の発展」の関連問題について、記者の質問に回答した。
ロイター通信記者:中国の輸出に補助金措置がとられていることが明らかになった場合、米国は関税を追加できるという最近の米国の政策について、中国商務部はどのように捉えているか。対抗措置の検討はあるか。また中国の経済改革が十分でないという指摘が多く聞かれるが、陳部長はどのように考えているか。仮に経済改革が十分でない場合、どの面から改革を推進するべきか。
陳部長:あなたは中国語のみならず、質問の仕方も実に上手だ。一つの質問に二つの質問が含まれている。私は一つ目の質問、つまり中国が規則を遵守せず、補助金措置をとっているという件について重点的に回答したい。米国では最近、大統領、関係閣僚、国会議員、関係者に到るまで、「中国が規則を遵守しない」という件について余計な非難をし、非難の矛先を中国の「補助金措置」に集中させている。
中国が順守しているのは、中国が加盟した国際組織の規則である。例えば経済・貿易に関して言えば、中国は発展途上国として、11年前にWTOに加盟した。ゆえに中国はWTOの規則を遵守している。しかしある国家がこれらの国際組織の規則を超えて内部で定めた法律や規定を、中国が遵守する必要はない。