優酷と土豆の合併 動揺する動画・ネット業界
ネット動画サイトの土豆網と優酷が合併する話が伝わると、まず中小の動画関連企業に衝撃を与え、ついで従来のテレビ業界にも小さくない衝撃を与えた。「新京報」が伝えた。
優酷と土豆は12日午後、株式を100%交換する形で合併することを発表した。このニュースが明らかになると、動画産業はもとより、インターネット産業全体に動揺が走った。
優酷と土豆は国内で最も早く設立されたネット動画企業であり、ネット動画市場の売上高では1位と2位を占める。中国で動画サイトといえば、両社の名前がただちに思い浮かぶ。今記事を書いている記者自身も、優酷と土豆の動画を視聴する割合が最も高い。
非常に劇的なことに、昨年下半期以来、国内で1、2を争う両社は常に争いを続け、裁判に訴えようとしたことさえある。それが今、両社は劇的な逆転ゴールインを決め、昨日の敵が家族に変わった。するといわゆる版権の争いは完全に消滅し、版権購入コストの引き下げにプラスとなった。一つの映画やテレビ番組に2回支払いをする必要はなく、広告資源を一層集中させ、ブランド価値を高めることが可能になった。合併により設立される新会社は業界トップの規模を誇るものとなる。新会社はネット動画市場の広告収入の35.5%を占め、名実ともに業界の最年長者となる見込みだ。両社は合併後、資金の流れといった資源を統合して、実力が大いに増強されるとみられる。業務の開拓においては、財力を集中して大きな事業を打ち出し、大きな利益を得ることが予想される。