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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:15:57 Mar 16 2012

レアアース開発には持続可能な長期戦略が必要

 米国、欧州連合(EU)、日本はこのほど中国のレアアース(希土類)輸出割当額に対して訴訟を提起した。今月13日、中国は米欧日が提出したレアアース、タングステン、モリブデンの輸出管理措置をめぐる話し合いの請求を受け取った。話し合いが無効となれば、プロセスに従って世界貿易機関WTO)の専門家チームおよび上級委員会の判定を待つことになる。「人民日報」海外版が伝えた。

 現在のレアアース貿易戦争の本質は価格設定権にある。これまで中国国内の輸出業者が悪質な競争を繰り広げ、無秩序な輸出を行ってきたたため、中国はレアアース貿易の国際市場で価格決定権を失い、貴重な資源が野菜並みの非常に安い価格で売られている。後に中国はレアアースの輸出割当額を確定したが、欧米日のニーズに対して実質的な損害を与えることはなかった。2011年を例に取ると、11月末までの輸出額は累計1万4750トンに上り、通年の割当額の49%しか消化していない。つまり、欧米日の企業が中国の割当額によって「食べたりない」状況に陥ることはなかったのだ。国際市場のレアアース価格は、中国が資源保護で努力したことなどにより大幅に上昇した。米欧日が今回の訴訟を打ち出したのは、率直にいえばレアアース貿易でこれからも「野菜の値段」を支払い続けたいからなのだ。

 レアアースの17種類の金属元素は現代工業に不可欠な「調味料」だ。現在、中国のレアアース埋蔵量は世界のおよそ36%を占めるが、国際市場での供給量は90%に達する。無秩序な開発により、中国には深刻な環境問題が起こっている。一部の生産企業は環境保護の意識が低く、あちこちの山を渡り歩くようなやり方で開発を進め、資源の利用効率が極めて低く、環境汚染をもたらしている。技術を向上させても、レアアース生産の汚染問題を徹底的に解決することは難しい。環境問題は中国に影響を与えるだけではない。内蒙古自治区で砂嵐が起こると、その日の内に日本に到達する。日本政府は一方では中国に環境保護意識を高めるよう促しながら、また一方では損害を省みず中国に内蒙古自治区のレアアース資源の大規模開発を継続するよう要求する。これは実に奇妙なロジックだ。

 さらに米欧日は長期にわたり中国の貿易政策が国際経済の発展のアンバランスを形成したとして不満を抱いている。こうしたことを背景として、汚染度が高く、エネルギー消費量が多く、資源消費型の製品(「両高一資」)の輸出を管理しコントロールすることは、中国の貿易の均衡に向けた努力の重要なポイントだ。米欧日などは中国の輸出製品が多すぎると批判する一方で、自国で開発コストが高く、汚染度の高い資源性製品(たとえばレアアース)の開発を進めることを願わない。それどころか中国がこうした製品の輸出に割当額を設定していることを非難する。こうした米欧日のダブルスタンダードぶりは受け入れがたい。

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