「今年の経済成長の一番目の牽引力は消費」商務部 (2)
▽「トロイカ」がバランスよく牽引する消費モデルが基本的に形成
同報告によると、2012年の総消費は全体として急速な増加を維持し、経済を牽引するトロイカ(投資、輸出、消費)が国民経済で占める地位に重大な変化が生じ、トロイカがバランスよく牽引する消費モデルが基本的に形成される見込みだ。消費をめぐる都市と農村の構造、産業の構造にはそれほど変化はなく、生活必需品の消費が安定的に増加し、耐久消費財の価格は上下動し、サービス消費は依然として大きな潜在力をもつとみられる。
同報告の指摘によると、2011年には国内総固定資本形成のGDPの伸びに対する貢献度は54.2%で、前年を2.4ポイント下回った。貨物・サービス輸出の対GDP貢献度はマイナス5.8%で、前年を15ポイント下回った。最終消費の対GDP貢献度は51.6%で前年を17.4ポイント上回り、消費の貢献度は投資の貢献度を2.6ポイント下回るにとどまった。
2012年は安定的に増加する投資に比べ、消費の伸びはより急速で増加率は16-17%に達し、GDP成長率を大きく上回るとみられる。消費の対GDP貢献度は投資を大幅に上回り、過去10年で初めて消費が経済成長の一番目の牽引力になることが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年3月22日