宝くじファン 問題抱える人が100万人以上に
北京師範大学中国宝くじ研究センターが25日に発表した「宝くじファンの行為に関するインターネット調査」の結果によると、中国には2億人から4億人の宝くじファンがおり、1カ月の平均支出は85元に上る。うち少なくとも43万人が重度の「宝くじ依存症」になっており、専門家からは「深刻な問題を抱える宝くじファン」と呼ばれているという。「北京晨報」が伝えた。
▽ファンの8割「社会的地位ない」
今回の調査対象者の8割が、自分には社会的地位がなく、社会の底辺におり、宝くじで一発逆転を狙っていると答えたという。調査の分析によると、こうした自分を底辺にいるとみなす宝くじファンは、月収が3千元から5千元くらいの人々で、実際には自分で思うほど低い階層や地位にいるわけではない。だが心の中で自分には社会的地位がないとみなし、宝くじを買って生まれ変わろうとしている。これは実のところ、金銭至上主義が宝くじ産業に反映されたものであり、金ですべてが変えられるという考え方の現れだ。