トヨタ中国、上層部の人事異動が完了
日本のトヨタ自動車の中国法人である豊田汽車(中国)投資有限公司は9日、中国における上層部の人事異動が完了したことを明らかにした。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
トヨタによると、今年4月1日から中国法人の副董事長(副会長)だった佐々木昭氏が新たに董事長に就任するとともに、中国総代表を兼任する。また専務だった大西弘致氏が副董事長に就任するとともに、中国本部本部長を兼任する。トヨタは今回の人事異動を通じて中国での戦略決定のペースをより加速させ、トヨタの中国事業の発展を推進したいとしている。
実際のところ、トヨタはフラットな管理を実現するため、昨年から中国法人の体制について一連の調整を行ってきた。昨年4月には、北田真治氏を中国法人の総経理(社長)に任命すると発表し、トヨタの中国事業に全面的に責任を負わせるとした。また中国法人はこのほど初めて現地でマネジメントのプロである董長征氏を採用し、執行副総経理(取締役副社長)に任命した。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年4月10日