百度・楽天の合弁サイトがサービス停止 27日から (2)
B2C取引サイトの楽酷天商城は百度と楽天が2010年1月に合弁開設したもので、出資額は合計5千万ドルに上り、株式は百度が49%、楽天が51%を保有する。開設から2年間、経営不振やトップ交代といった種々のマイナス情報が伝えられ、具体的な業務の進展もみられなかった。
同サイトの江尻裕一最高経営責任者(CEO)によると、同サイトは閉鎖されるが、百度と楽天が設立した合弁会社はまだ存在しており、51%と49%の株式保有率は変わらない。楽天は中国の電子商取引市場に大きな期待を寄せており、同サイトの閉鎖は楽天が中国市場を放棄することを意味しない。楽天は現在、中国で旅行会社2社と不動産開発企業1社を経営しており、いずれも経営は正常に行われている。電子商取引の分野では、今後は別の方法を探る可能性を否定できないが、具体的なタイムテーブルやプランはまだこれからだという。
百度は22日、同サイトのサービス停止についてコメントを出し、百度サイトはすでにこのことを知っており、同サイトと今後の処理について話し合いを進めているところであり、同サイトの中国人従業員と協力パートナーの利益に大いに関心を持っているとした。だが今後の処理をめぐる具体的な人員配置計画はまだ出されていない。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年4月23日