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2011年、中国人消費者が憧れる贅沢品ブランド |
3月22日、ボアオ・アジア・フォーラムで発表された「アジア経済一体化進展2012年度報告」は、「中国ぜいたく品消費が世界市場に占める比率は、1998年の1%未満から2010年の10%まで上昇し、12年間で約10倍増となった。今後5年間で、同比率はさらに上昇する見通しだ」と指摘した。中国経済週刊が伝えた。
世界市場は、中国を贅沢品ブランドの中心地と見なしている。しかし世界第2の贅沢品大国となった中国は、国産贅沢品ブランドが存在しないという問題に直面している。近年、海外で「贅沢品」として販売された中国ブランドも、中国国内ではほぼ無名だ。贅沢品の関連雑誌が実施した調査によると、中国人消費者の86%は、「メイド・イン・チャイナ」と記された贅沢品を購入しないと回答した。
中国贅沢品ブランドが世界の舞台に立つために必要なものとは何か。
東北虎時装有限公司の創業者、芸術総監の張志峰氏は、「中国で贅沢品を作る難しさは想像を絶するほどであり、さまざまな問題が解決不可能だ」、「本来ならば一流に属さない海外ブランドも、改革開放後に中国でかつてない商機を手にした。各企業に対する優遇政策は、中国ブランドを対象外とした。中国ブランドは現在、海外進出し店舗をオープンしているが、優遇政策を受けていない」と述べた。
だが、エルメスのような一流ブランドも、純粋な中国ブランドを樹立する上で現地化に苦しんでいる。
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