中国の富豪が大幅増 スーパー富豪は世界5位
【中日対訳】![]() |
米国のコンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は1日、世界の富豪に関する報告書を発表した。それによると、中国には世帯資産が1億ドルを超える富豪が648世帯あり、世界ランキングは5位だ。米経済誌「フォーブス」によると、中国では資産が1億ドルを超える富豪が過去に例のないスピードで飛躍的に増加しているという。「新京報」が伝えた。
▽中国は100万ドル長者番付3位
同報告は資産100万ドルの世帯数を主に比較している。それによると、昨年の世界の100万ドル長者は1260万世帯に上り、うち米国が513万世帯とトップを占めたが、前年に比べると12万9千世帯減少した。2位は日本の158万世帯、3位は中国、4位は英国だった。資産が1億ドル以上のスーパー富豪ランキングをみると、中国は648世帯で世界5位だった。
同報告によると、2011年には世界の個人資産が前年比1.9%増加して122兆8千億ドルに達した。だが増加率は10年の6.8%、09年の9.6%に比べると大幅に低下した。原因としてグローバル経済の不安定さや主要先進国の証券市場の低迷が挙げられる。
▽中印の富豪が急増中
同報告によると、世界の100万ドル長者は1260万世帯で、うち新たに増加した世帯は中国とインドを中心とし、中国の増加率は15%に迫った。中国の100万ドル長者は10年は129万3千世帯、09年は85万世帯、05年は41万世帯だった。
これと同時に中国で資産が1億ドルを超えるスーパー富豪は前年比110世帯増加し、増加率は20%に達した。「フォーブス」は、「この点は注目に値する。2009年の中国はスーパー富豪ランキング第13位で、世界にはこれほどの飛躍を遂げた国はほかにない」と評した。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年6月4日