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人民元国際化は市場の選択 安定的に着実に推進を

 中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長(総裁)はこのほど米国・ワシントンで取材に応えた際、「人民元が国際化できるかどうかは、最終的には市場の選択だ」と述べ、人民元の国際化は主として総合的な実力と金融市場の発展の結果であるとの見方を示した。ある業界関係者によると、人民元国際化の勢いが日増しに鮮明になっていることは、経済グローバル化と中国自身の発展ニーズとが作用し合った結果だ。流れに順応して、人民元国際化のプロセスを速やかに推進する必要があり、またプロセスを順序立てて段階的に進め、安定的に推進することも必要だという。ある専門家によると、人民元国際化のプロセスは長い過程であり、焦りすぎや無理強いは禁物だ。流れに乗ろうとして無計画な「大躍進」に陥ってはならないし、追いつけ追い越せ式の飛躍を求めてもいけない。着実に歩みを進め、国際通貨システムにおける人民元の役割を段階的に強化していくことが必要だという。「人民日報」海外版が伝えた。

 ▽人民元の使用範囲がますます広範囲に

 人民元の国際的な地位がますます高まっていることについて、対外経済貿易大学金融学院の孫東昇副教授は次のように述べる。地位上昇の基本的な原因は2つある。1つは、中国の経済的実力が急速に伸びていることだ。経済規模からいえば、中国はすでに世界2位の国であり、世界の貨物貿易では1位の輸出国であり、2位の輸入国だ。もう1つは、1990年代に金融危機が発生した後、中国は人民元を切り下げしないと宣言して、世界から賞賛されたことだ。人民元は周辺国に歓迎されるようになり、国境貿易での決済に使用されるようになった。2001年に世界貿易機関WTO)に加盟した後には、中国の国際収支はダブル黒字が続き、人民元は緩やかな上昇を遂げた。

 ある資料によると、11年に貿易決済の中で人民元建て決済が占めた割合は、年間の貨物輸出入額の10%に相当した。香港上海銀行(HSBC)の予測では、今後3年間で30%を占めるようになり、収入と支出の割合は1対1.7になる。人民元は外に出るだけでなく、帰ってくる分もまた大きいのだという。ここからわかることは、人民元の国際化は中国自身のニーズでもあり、世界が安定した取引に便利な通貨を獲得することでもあり、国際通貨システムの改革にプラスになる、ということだ。

 中国投資有限責任公司の金立群監事長は、「現在、対外貿易では人民元を用いた投資がすでに始まっており、世界の貿易額全体の0.3%から0.4%を占めている。この規模はそれほど大きなものではない。われわれは引き続き前を向いて進み、より多くの貿易取引や投資取引が人民元建て決済を行うことを奨励していくべきだ」と話す。

 長期的にみれば、市場ニーズに駆り立てられた人民元国際化は必然的なことだといえる。

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