中国、EUと農業提携計画に調印
【中日対訳】 駐中欧州連合代表部の広報部が11日に発表した情報によると、欧州委員会の農業・農村発展事業を担当するDacian Ciolos委員と、中国農業部の韓長賦部長は北京でこのほど、農業・農村発展に関する提携計画に調印した。国際金融報が伝えた。
韓部長は、「中国と欧州の農業提携は大きな成果をあげており、先行きも明るい。同提携の推進は双方の利益に合致しており、双方の共通の希望を示している。双方は同提携を通じて共に努力し、互恵関係、共同発展を実現することができるだろう」と述べた。Dacian Ciolos委員は、「同計画は、双方の農業発展をより緊密に結びつけ、パートナーシップを強化し、利益をもたらす。双方はより効果的に、双方および世界に存在する課題に対応することができる」と語った。
Dacian Ciolos委員はさらに、「農業は双方の利益にとって非常に重要だ。双方は、農業・農村発展の提携を強く希望している。同計画の調印は、双方が一致団結し、食料安全、農村発展、食品の品質、気候変動等の課題に取り組む新段階に突入したことを示す。双方もしくは国際的なレベルで、具体的な提携プロジェクトや行動に取り組むことで、双方の農業分野のより緊密な関係を築くことができる」と指摘した。
過去数年間、双方の農産物・食品貿易は安定的に増加した。EUと中国は、農業分野の主な貿易協力パートナーでもある。EUは中国農産物にとって第3の輸出市場であり、中国はEU農産物にとって第5の輸出市場だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年6月12日