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人民元の国際化、推進を妨げる要因とは

 人民元の国際化は、広範かつ複雑な問題であるが、その推進に影響する要因とは何か。6月10日に開催された第2回于家堡フォーラム年次総会において、専門家らがこの問題について意見を交わした。6月12日付で国際金融報が伝えた。

 中国国家外為管理局の王小奕副局長は、「国際資金フローが阻害されれば、あるいは海外に流れた人民元が効果的に回流できなければ、人民元所有者に深刻な影響がもたらされ、人民元の国際化の進展が妨げられる」と指摘した。

 王副局長は、「元の資本勘定の兌換化、人民元のさらなる国際化の過程において、現在直面している問題は、緩慢なオフショア市場の発展だ。これは人民元建て決済のスタートの遅れと関連しており、また資本勘定を開放する投資項目の範囲とも関連している」と述べた。

 資本項目の全面的な開放を待たなければ、人民元の国際化が実現されないのか。同フォーラムの参加者は、それぞれ異なる意見を述べた。

 英司法省の元司法相、労働党金融スポークスマンは、「資本項目の開放、人民元の全面的な兌換自由化は、人民元国際化の前提条件になるとは限らない」と語った。

 ボアオ・アジア・フォーラム国際コンサルティング委員会の龍永図委員もまた、「資本勘定が開放されなかったとしても、人民元の国際化は推進される。推進を下支えする需要が存在し、人民元の国際化が進められている。資本勘定が完全に開放されなかったとしても、人民元国際化の推進が妨げられることはない」と指摘した。

 王副局長はこれらの異なる意見について、「通貨の国際化と兌換化は、異なる過程を経る。兌換化は、主に国家の金融・財政当局が担当し、国の経済・貿易・通貨自由化の程度に基づき推進する。一方で通貨の国際化は、市場の需給双方により推進され、貿易・投資により後押しされる。長期的に見れば、両者は互いに促進し合い、推進されることになる」と説明した。

 清華大学中国世界経済研究センターの李稻葵主任は同フォーラムで、「人民元の国際化は、人民元上昇の基礎の上に築かれるべきではない。現在、人民元国際化の主な原動力は海外にある。海外には人民元を必要とし、元高に期待する投資家が多くいる。ある通貨が高騰を理由に国際化されるのならば、その基礎は脆いものとなる。ゆえに、金融業の発展継続により、投資家に利益を与える人民元建て金融商品を開発しなければならない。米ドル・円・ユーロを人民元に両替させ、金融資産を購入させることで、人民元の国際化の基礎が築かれる」と警鐘を鳴らした。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年6月13日

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