人民銀が再び金利引き下げ 前回から1カ月で
【中日対訳】 中国人民銀行(中央銀行)は5日、今月6日より金融機関の人民元建て預金・貸出の基準金利を引き下げることを明らかにした。1年物預金の基準金利を0.25%、1年物貸出の金利を0.31%、それぞれ引き下げる。その他の機関の預金・貸出と個人の住宅積立金(住房公積金)の預金・貸出の基準金利は、相応に調整するという。「人民日報」海外版が伝えた。
また人民銀は同日より、金融機関の貸出金利の変動幅の下限を基準金利の0.7倍にする。住房公積金の貸出金利の変動幅は据え置く。金融機関は今後も引き続きさまざまなケースに対応した各種の住宅ローン政策を厳格に執行するとともに、投機的な住宅購入を引き続き抑制する方針だ。
今回の金利引き下げは前回の引き下げからわずか1カ月しか経っておらず、ここ数年で初めて預金と貸出の引き下げ率が異なる。調整後の1年物預金の基準金利は3%、1年物貸出の基準金利は6%となる。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年7月6日