台湾銀行、上海に支店を開設
台湾最大の台湾銀行は上海で10日、中国大陸部初となる支店の開業式を開いた。台湾銀行は同支店を足がかりに巨大な大陸部金融市場を開拓し、将来的に両岸通過決済システムの中で重要な役割を演じる構えだ。新華社が伝えた。
1946年に設立された台湾銀行は100%の国営銀行で、「海峡両岸経済協力枠組協議(ECFA)」のアーリーハーベスト品目リストにより初めて利益を得た銀行の一つだ。
台湾銀行の前身は株式会社台湾銀行で、かつて大陸部の各地で35の支店を開設し、大陸部との縁が深い。大陸部と台湾の経済・貿易・金融交流が日増しに盛んになっており、台湾銀行は大陸市場に目を向けた。
台湾銀行の張秀蓮董事長(取締役会長)は、上海支店を同行の「西側進出の第一歩」としており、今後は上海を足がかりとし、大陸部のその他の拠点の開拓を進めていくと語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年7月11日