上半期、自動車リコール台数は百万台以上 日韓車が6割
国家質検総局の公式サイトで発表されたデータによると、今年上半期の中国における自動車リコール回数は32回で、16メーカーの計101万4170台が対象となった。うち、日本車と韓国車のリコール台数が最も多かった。北京晨報が報じた。
上半期、日韓車は6メーカーが計13回のリコールを実施、66万1721台が対象となり、リコール台数全体の65.2%を占めた。うち、最も多かったのがホンダで、リコール回数は6回、リコール台数は53万7517台で全体の半数以上を占め、米国車・欧州車の合計リコール台数をも上回った。
これに対し、米国車は計7回で13万2751台をリコールと、日韓を大きく下回った。欧州車は計12回で21万9698台をリコール。うち華晨BMWとBMW(中国)が4回で12万3266台をリコールし、半数以上を占めた。リコールの原因は主に電子部品、機械部品、エアバッグなどの不具合など様々だ。
BMW(中国)汽車貿易有限公司と華晨BMW汽車有限公司はこのほど、2010年-2012年製造の国産(輸入)BMW3シリーズ、X1、Z4の3車種、計2907台のリコールを国家質検総局に届け出た。
リコール対象となった3車種は、ステアリングコントロールモジュールに欠陥があり、電動パワーステアリングシステムが正常に作動しない恐れがあるという。故障が発生した場合は、パワーステアリングが利かなくなり、ダッシュボードの警告灯が点灯、関連情報が表示される。BMWは、リコール対象車種について、ステアリングコントロールモジュールを無料で交換するとしている。
上半期に行われた32回のリコールのうち、中国国産車によるリコールは依然としてほとんど見られなかった。6月25日、長城汽車が「哈弗H6」1万2340台のリコールを発表し、国産ブランドの責任感を示した。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年7月12日