韓国、中国人観光客のビザ要件を緩和 8月から
【中日対訳】 ある旅行社が16日に明らかにしたところによると、韓国政府は今年8月から中国人観光客を対象とした観光ビザ(査証)の発給要件を緩和する準備を進めているという。ビザ発給にかかる時間が短縮され、提出書類が簡略化されるだけでなく、ビザの有効期間が1年から3年に延びるという。こうした措置によって観光を訪れる観光客が大幅に増加し、8月以降に韓国旅行ブームが出現するものと期待される。「北京青年報」が伝えた。
韓国法務省は中国人観光客をより多く誘致するため、8月1日から修訂作業を経た中国人観光客向けの査証手続制度を実施する予定だ。
この制度の内容には、有効期間内であれば何度でも出入国が可能なマルチビザの発給対象を拡大すること、初めてマルチビザを申請する中国人観光客に対してはビザの有効期間を1年から3年に延長すること、ビザの手続にかかる時間を短縮すること、韓国ビザ申請に必要な資料を簡略化すること、人民元と銀聯カードの利用範囲を拡大することなどが含まれている。
ある消息筋によると、中国の旅行業界では韓国ツアー商品が続々と開発されているという。旅行サイト・携程旅遊の韓国フリーツアーの出発都市は上海や北京など14都市に拡大しており、同社は国内初の「韓国当地ツアー」サービス取り扱い旅行社となった。「当地ツアー」とは、主に自由旅行者向けの旅行商品で、目的地での交通、観光、ガイドなどの問題を旅行者に代わって解決するというものだ。
携程旅遊業務部の何勇副総経理(副社長)は、「韓国のビザ新政策により中国人観光客の韓国旅行がより便利になる」とし、今回のビザをめぐる好材料に人民元の相場での優勢なども加わって、今年8月以降、韓国を訪れる中国人観光客が爆発的に増える可能性があると述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年7月17日