道路・水路交通への固定資産投資が減少 上半期
交通運輸部は26日、今年上半期の交通輸送産業の運営データを発表した。それによると、同期の道路・水路交通への固定資産投資は累計5490億元に上り、前年同期比6.2%減少し、増加率は前年同期を21.7%下回った。うち道路建設への投資は4733億元で同7.8%減少し、内陸河川への投資は211億元で同33.1%増加し、沿海地域での投資は450億元で同4.9%増加した。交通輸送の生産額が緩やかに鈍化し、固定資産投資の規模が一層縮小した。「人民日報」が伝えた。
上半期の道路交通の旅客輸送量はのべ174億7千万人で同8.7%増加し、貨物輸送量は149億8千万トンキロで同14%増加した。一定規模以上の港湾の貨物取扱量は47億4千万トンで同7.2%の増加。大口の貨物輸入をみると、1-5月に石炭の輸入量が1億トンに達して同65.1%増加し、増加率は前年同期を77.5%上回った。石炭輸入の大幅増を受けて、石炭輸出の四大港とされる秦皇島港、曹妃甸港、天津港、黄カ港は、歴史的にも稀な在庫圧力に悩まされたという。
現在、中国の水上輸送と港湾は低迷状態にあり、今後もこの状態が続くことが予想される。全体としては、需要が鈍化し、輸送力が増加し、コストが上昇し、輸送価格が低下し、赤字が拡大するといった情況にあり、中小規模の水上輸送企業の多くが破産や倒産のリスクを抱えている。(編集KS)
*カ:「馬偏」に「華」
「人民網日本語版」2012年7月27日