モトローラ人員削減、中国に大なた 北京だけで数百人
モトローラの世界的な人員削減において、中国がその中心地となっている。同社は解雇した中国人社員数の公表を控えているが、北京の望京地区に位置するモトローラビルでは数百人の社員が解雇された。北京晨報が伝えた。
モトローラに勤務し、同社を誇りとしていた社員は現在、「解雇」という苦しい問題に直面している。同社に8年間勤務した鄭さん(女性)は、「私の所属するクラウドサービス部門では65%、約30−40人が削減された。また一部の部門、例えばCXD(モバイル技術消費者体験デザイン)センターでは、全社員が解雇の対象となった」と語った。同社のある社員は、所属する部門の40人全員が解雇を宣告されたと述べた。鄭さんによると、各部門のプログラマーの多くが人員削減の対象となり、残された社員は主にメンテナンスやテスト等の担当者であるという。
北京における具体的な人員削減規模を知る人はいないが、鄭さんが知っているだけでも300人以上に達する。現在、同社は北京で700人を解雇し(ソフト・ハード開発、IT運営・維持、製品サプライチェーン、クラウドサービス等の部門)、社員全体の40%に達したとされている。しかし同社はこのデータを正式に認めていない。南京モトローラ研究開発センターは閉鎖が噂されており、一部の社員は「リストラ反対」の横断幕を掲げた。