北京税関、通関ペーパーレス化の試行開始 空も対象
北京市税関は20日、通関業務のペーパーレス化に向けたテスト事業をスタートした。中国図書進出口集団有限公司、富士康科技集団を含む6つの企業が、条件を満たした信頼度の高い企業として、同テスト事業の適用企業第一弾となり、通関にかかる時間が大幅に短縮される見込みだ。「新京報」が伝えた。
これにより、北京税関は航空輸送による輸入の通関手続きでペーパーレス化テストが行われる全国でただ一つの税関となった。
北京税関監管通関処の張旭副処長によると、これらの信頼度の高い企業は、通関に必要な書類と付帯文書のすべてを紙文書から電子データに切りかえ、申請から通関に至る全過程をネットワーク経由で行うことができるようになった。これまで企業は税関に赴いて書類を整え、列に並んで通関手続きをしなければならず、通関には平均約2時間がかかっていたが、電子データによる申請第一号の通関にかかった時間はわずか19秒だったという。
ペーパーレス化テスト事業は全国12カ所の税関でスタートした。税関総署は2015年までに全国のすべての税関のすべての輸出入貨物について、通関業務のペーパーレス化を実現させる計画だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年8月21日