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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:05 Aug 22 2012

アップル時価総額新記録の背後にある懸念

 ポスト・ジョブズ時代を迎えた米アップル社の動きをみると、ジョブズ氏が亡くなったことの影響は何もないようにみえる。今月20日には株価が665ドル、時価総額が6235億ドルに達して、マイクロソフトが長年保ってきた時価総額の最高記録を塗り替え、アップルは米国の歴史の中で最も値打ちある企業となった。「京華時報」が伝えた。 >>>アップルの時価総額がマイクロソフトの記録を破る

 今、アップル社は最盛期を迎えているといえるが、客観的にみて繁栄の背後には巨大な懸念が存在しており、アップルはこれに直面せざるを得ない。2012年第3四半期の財務報告によると、同期の営業収入は350億ドルで、第1四半期の460億ドルより100億ドル以上減少し、市場の期待も下回った。ここからわかることは、アップルの営業収入が無制限に増え続けるわけではないということだ。ジョブズ氏が生きていたとしても、アップルは営業収入の曲がり角を避けて通るわけにはいかなかったとみられる。

 肝心なことは、アップルがいまだに製品のラインナップが相対的に薄いという状態を抜け出していないことだ。アップルの営業収入の構成をみると、多機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone」の貢献度が半分を超える。つまり、iPhoneが伸びなくなれば、タブレットコンピューター「iPad」やパーソナルコンピューター「Mac」などの製品に頼るしかなく、業績の大幅低下は免れないと。今、問題なのは、iPhoneが伸びなくなる日がくるかどうかということだ。

 みたところ、アップルの躍進はiPhoneの第4段機種である「iPhone4」が携帯電話産業を変え、情報通信(IT)産業全体を変えたことによっているが、こうした変革の効果が持続するかどうかは、今後の動きをみなければならない。最新機種「iPhone4S」が想定されうる最高の成果を挙げたとして、次にくる「iPhone5」も4Sのような画期的な製品になるだろうか。イノベーションを実現し続けることは、かなり難しいとみられる。

 さらにいえば、アップルの前にはグーグルやサムスンといった強力なライバルが立ちはだかっている。市場調査会社ジュニパー・リサーチがまとめたデータによると、今年第2四半期のスマートフォン出荷台数は、サムスンが5200万台に達したが、アップルは2600万台にとどまった。

 もちろん、アップルはこうした問題を認識している。だが今はiPhone5をうち出す以外に打つ手がないとみられる。

 アップルの明日はiPhone5にかかっている。成功すれば株価は引き続き上昇する。失敗してフェイスブックの二の舞になるかどうか、しっかり目を凝らして事態を見守りたい。(編集KS)

 「人民網日本語版」2012年8月22日

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