アップルが特許訴訟でサムスンに勝訴
米カリフォルニア州サンノゼ連邦地裁の陪審団は24日、韓国サムスン電子による米アップルの特許6件の侵害を認定し、10億5100万ドルの賠償を命じた。
陪審団はタッチパネルで文字を大きくする技術などアップルの特許をサムスンが「意図的に侵害」したと認定した。今回の訴訟は7月30日に開廷。4週間の尋問の後、陪審団は3日近くかけて協議をした。
市場アナリストは「アップルの全面勝訴だが、サムソンは上訴するだろう。また、この判決によってサムソンのスマートフォンが米国で販売差し止めになる可能性もある」と指摘する。
双方の弁護士は現在、20ページにおよぶ裁定書の分析を進めている。
起訴状でアップルはサムスンに特許7件の侵害で25億ドルの損害賠償を求めた。アップル側弁護士は陳述の際、陪審団にiPhone販売前の厚くて重く、角張っていたサムスンのスマートフォン、および最近のタッチパネル技術を採用し、四隅も丸みを帯びたサムスンのスマートフォンを見せた。サムスン側は2007年前にはすでに四隅が丸みを帯びたタッチパネルを採用しており、サムスンの特許5件をアップルが侵害したと主張した。アップルとサムスンの特許訴訟は現在50数件、10カ国に広がっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年8月26日