高級車ブランド、中国2・3線市場への進出を加速
【中日対訳】 高級車の各ブランドは、中国の2・3線市場への進出を表明していたが、この宣言が現在実現に向かっている。ロールスロイスはアモイでの、フォルクスワーゲン・フェートンは長沙での業務拡張計画を発表した。北京晨報が伝えた。
ロールスロイス中国区で13番目にライセンスを獲得したディーラーが、このほど福建省アモイで開業した。同社の最新車種、ファントム・シリーズIIの「エクステンデッド ホイールベース」も同時に販売された。同ディーラーの展示面積は462平方メートルに達し、ロールスロイス製の自動車を3台展示することができる。展示ホールにはまた、アフターサービス・メンテナンスセンターが開設された。今年末までに、同社は世界範囲でさらなる展示ホールの開業を予定している。
湖南省初のフォルクスワーゲン・フェートンのオーダーメイドセンターが、8月16日に開業した。わずか1週間後の8月23日、フォルクスワーゲンは1日のうちに新たなディーラーとフェートンのオーダーメイドセンターを開設し、中国西部市場の開拓に向ける決意を示した。同オーダーメイドセンターは、成都地区で初の第2世代オーダーメイドセンターとなった。フォルクスワーゲン(中国)販売有限公司の胡波VWブランド総経理は、「今年でフェートン誕生から10周年となる。フェートンの中国進出から、販売台数は現在までに26倍増に達しており、その他の高級車市場の平均成長率を大幅に上回っている」と述べた。高級車の中国における大きな潜在力は、各ブランドが進出を急ぐ主な原動力となっている。上述したブランドの他に、ベントレー、フェラーリ、ポルシェ等も2・3線市場での業務拡張を計画している。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年8月28日