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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:13:10 Aug 30 2012

カルフール、中国事業を売却か

 かつて好調な業績を誇っていた世界第2位の小売大手のカルフールは現在、全面的に事業を縮小している。同社がシンガポール市場からの撤退を発表した同日、中国区の事業が売却されるという噂が伝わった。中国の小売企業の関係者は、「同社の中国区の事業が売却されるならば、購入者は華潤万家になるだろう」と述べた。カルフール中国区の広報部はこれに対して、「本社は中国での投資を続ける。中国市場は今後も安定成長するだろう」と答えた。北京晨報が伝えた。

 欧州債務危機の影響を受け、カルフールは欧州市場で苦境に立たされている。同社の今年第2四半期の報告書によると、フランスでの売上高は2.1%減、欧州のその他の地区では3.5%減となった。同社のフランス本社は8月末、社員全体の8%に達する500−600人の削減計画を発表した。アナリストは、「同社の70%以上の事業が欧州に集中しており、欧州の事業を復興させるためには30億ユーロが必要だ。その際、その他の市場の事業買収が、資金調達の主な手段となる」と指摘した。

 カルフールは近年、世界市場における事業を縮小し続けている。同社は2009年より、日本、メキシコ、ロシア、タイの小売業市場から撤退しており、今年もギリシャおよびシンガポール市場からの撤退を発表した。

 カルフールは近年、中国市場でも深刻な問題に直面している。売上増加率の低下と同時に、同社は価格の偽装表示問題、サプライヤーからの供給停止等のスキャンダルに巻き込まれている。中国区における事業売却に関する情報も絶えず伝わっており、ウォルマート、康師傅集団、中糧集団等が購入者として噂されている。

 業界関係者は、「やむにやまれぬ場合を除き、カルフールが中国事業をすべて売却することはない。中国は世界の小売業者から期待されており、同社が軽々しく撤退することはあり得ない」と指摘した。中国商務部研究院消費経済研究部の趙萍副主任は、「同社は各国の市場から撤退しているが、中国は依然として成長性が最も見込まれる市場であり、同社の利益獲得を促す」と語った。しかし一部の関係者は、「同社の中国事業戦略の調整は避けられない。一部の地域から撤退し、低利益の店舗を閉店するだろう」と見ている。

 カルフールは最も早く中国市場に進出した外資系スーパーだ。同社は1995年に中国市場に進出すると、現地化戦略を通じ、外資系スーパーの中で最多の店舗数を維持してきた。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年8月30日

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