ネットショッピング平均価格、8月に小幅増
各家電ECサイトは8月に徹底的な価格戦争を展開したが、ネットショッピングで取り扱われる商品価格の全体的な上昇を阻止できなかった。価格比較サイト「一淘網」は12日、8月のネットショッピング価格指数を発表した。8月の平均ネットショッピング価格は、前月比で1.1ポイント増となった。北京商報が伝えた。
一淘網のデータによると、4−7月のネットショッピング価格指数は、基準価格水準を下回る低価格帯に収まっていた。また3月より、ネットショッピング平均価格は5カ月連続で低下を続けた。同期間中、ネットショッピング平均価格は基準価格水準を大きく下回っていたが、8月になると、ネットショッピング平均価格は正常な水準に戻り始めた。
業界関係者は、「ネットショッピング市場は今年、全体的に成長が緩慢となった。3−7月の5カ月連続の価格低下は、大型B2Cが価格戦争を実施したことによるものだ」と分析した。中国インターネット情報センター(CNNIC)が発表した第30回インターネット調査報告書は、「上半期、各ECサイトは引き続き価格戦争等の低価格戦略により、ユーザーを引きつけた。しかしユーザー数の増加率が低下するに伴い、市場の将来的な原動力は、ユーザー数の増加に対する依存から、ユーザー数と消費の増加に切り替える必要がある」とまとめた。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年9月13日