アジア太平洋地域の富豪数、初めて北米を上回る
欧州最大のコンサルティング会社のキャップジェミニと、カナダロイヤル銀行(RBC)系列のRBCウェルス・マネジメントが19日発表した「2012年アジア太平洋資産報告書」によると、2011年のアジア太平洋地域の富豪数は北米を上回り、世界最大の富豪市場となった。このうちタイの富豪が急増し、全体の12.8%を占めた。一方でインドと香港の富豪数は大幅減となった。北京晨報が伝えた。
同報告書によると、2011年のアジア太平洋地域の富豪数は1.6%増となり、増加率が世界平均の2倍となった。アジア太平洋地域の富豪数は337万人に増加し、初めて北米を上回り、世界最大の富豪市場となった。アジア太平洋地域の資産は、一部地域に集中している。2010年の時点では、日本・中国大陸部・オーストラリアの富豪が全体の74.4%を占めていたが、2011年にはこれが76.1%に上昇した。
上記2社は富豪の定義を、「住宅と贅沢品消費財を除く、可処分投資資産が100万ドルを超える人」と定めている。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年9月20日