中国、知的財産権の面で昨年数多くの成果を取得
2011年、中国の有効発明特許件数のうち、国内の保有件数が35万1千件に達し、初めて外国の保有件数を上回った。「量」が増加する一方で、「質」も高まっている。なぜならこの数字は出願件数・登録件数ではなく、有効件数であり、知的財産権の市場価値を示しているからだ。
国家知識産権局の田力普局長は「この数字からも、中国の知的財産権発展の最も顕著な変化が見て取れる。国内の保有が外国の保有を初めて上回ったということは、国内のイノベーションがますます活発化していることを意味し、この発展すう勢は今後も継続するだろう」と指摘した。人民日報海外版が報じた。
▽特許と商標が急増
建設機械から通信、太陽光発電、自動車にいたるまで、様々な産業で発明が実際に応用されている。例えばこれまでに出願された高速鉄道に関する中国の特許は1900件あまりに上る。中国高速鉄道のスピードはわずか5年間で時速160キロから380キロに向上し、中国は技術を追いかける側からリードする側へと転換を果たした。
また、中国は2011年、商標の累計出願件数、累計登録件数、有効登録件数で「3つの世界一」を果たし、「商標大国」としての地位を確立した。経済の発展と企業の「海外進出」に伴い、ハイアール、全聚徳、同仁堂など中国商標のブランド価値も世界的に高まっている。