サムスン、「iPhone5」を訴訟対象に追加か
【中日対訳】 アップル社の新型スマートフォン「iPhone5」発売前夜の20日、韓国のサムスン電子は同社が米アップルを相手取り米国で起こした特許訴訟で、「iPhone5」を対象に追加する意向を伝える文書を、米カリフォルニア北地区連邦地方裁判所サンノゼ支部に提出したと明らかにした。
サムスンはこのたびの訴訟で、アップルが最近発売した一部の製品が、自社が保有する特許を侵害していると主張している。東方早報が報じた。
サムスンは、「iPhone5」を含むアップルの一部製品は、自社が保有する標準特許2件と商用特許6件を侵害しているとしているが、サムスンが文書を裁判所に提出した時点で「iPhone5」はまだ発売されていないため、これら8件の特許が具体的にどの内容を指すかについてはまだ明らかにしていない。ただし、サムスンによるとこれまで注目を集めていたLTE関連の技術は含まれないという。
サムスンの関係者は「我々は技術革新を通じて競争力を高めていきたいと望んでいるが、アップル社は訴訟により公平な市場競争を阻害しようとしている。知的財産権保護と技術革新の継続のため、我々はやむを得ず最低限の対応を行っている」とした。
サムスンは4月、アップルの「iPhone4S」、「iPhone4」、「New iPad」、「iPad2」などの製品が自社の特許を侵害しているとして提訴している。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年9月21日