中国国際鉱業大会が開幕 鉱業界の健全な発展を促す
中国国務院の李克強副総理(中国共産党中央政治局常務委員)は、天津市で4日開幕した「2012年中国国際鉱業大会」に祝電を送り、中国政府を代表し同大会の開催を祝った。人民日報が伝えた。
李副総理は祝電の中で、「鉱業開発は経済発展の『先行官』であり、経済発展は鉱業繁栄の『推進器』である。世界経済の復興が紆余曲折を経ている今、産業構造の調整と新技術革命が推進されている。鉱業の発展は課題に直面しているが、一方で潜在的なチャンスも存在する。世界鉱業界は長期的な視野を持ち、手を携え対応し、提携を促進し、互恵関係を築き、大口鉱産物商品の供給および市場の安定を共に維持し、鉱業の健康的発展により世界経済の安定成長を支えるべきだ」と指摘した。
李副総理はまた、「中国は鉱業の生産・消費大国で、長年に渡り世界鉱業発展を力強く支え、幅広い空間を提供してきた。工業化・都市化の深化に対して、中国は国内の取り組みを強化し、鉱物資源の開発と資源の節約・集約利用を同時に推進し、国内の鉱産物総合保障能力を高めるべきだ。中国はまた海外との協力を積極的に継続し、世界鉱業市場の建設的推進者として、関連国と共に発展していく」と指摘した。