中国の食糧自給率 90%以上を維持
中国国務院新聞弁公室は26日、中国の食糧生産量の「9年連続増加」等について記者会見を開いた。中国農業部総エコノミスト、報道官の畢美家氏は、「中国の食糧生産量は5年連続で1兆500億斤(斤は500グラム)以上を維持した」と述べた。人民日報海外版が伝えた。
畢氏は、「2004年以降、中国の食糧生産はさまざまな困難とリスクに打ち勝ち、9年連続増加(計3177億斤)を実現した」と述べた。中国の食糧生産量は9年連続増加を実現したが、食糧の輸入も過去2年間に増加した。中国の食糧自給率は近年90%以上を維持しており、穀物自給率は95%以上に達している。
畢氏は、「輸入増は、主に国内の多様化した消費需要を満たすためだ。特に高級・高品質のコメ、高品質の強・弱グルテン小麦は、適度な輸入による調整が必要だった」と指摘した。この他とうもろこしは重要な飼料作物・工業原料であり、養殖業・加工業等の消費急増に伴い供給が逼迫しており、適度な輸入が必要となった。同3種の糧食の輸入量は、国内生産量の2%未満となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月26日