上海浦東自由貿易区が始動 国の税還付政策に対応
関連部門は現在、上海浦東自由貿易パークの実行可能性をさぐるプランの制定を進めており、同パークのプロジェクトは年内にも始動する可能性がある。7日に明らかになったとして「中国証券報」が伝えた。
上海市人民代表大会がこのほど発表した「上海市の国際貿易センター建設推進に関する条例」によると、同市はこれから次のような取り組みを進める予定という。まず上海国際貿易センターの建設を推進するための財政資金投資メカニズムを改善し、貿易プラットフォームの建設、貿易をめぐる環境作りとその改善、貿易機関の誘致、貿易促進活動などを重点的に支援し、財政資金の誘導作用と奨励作用を発揮させる。上海市人民政府は国の関連部門が同市で模索し、実施する出国時に税金を還付する政策に合わせ、立地を選んで免税店を設置する。同市人民政府と関連部門は国の関連部門の指導の下で、税関の特殊監督管理エリアの機能の刷新、モデル転換、グレードアップを推進し、貿易と金融、海上輸送、物流、製造、会議・展示などの産業との融合発展を奨励し、国際的な慣例を踏まえた自由貿易圏の建設を模索する。外高橋保税区において国家輸入貿易促進イノベーションモデル区の建設を推進し、オフショア貿易といった新しいタイプの貿易サービスを開拓する。同市の各種税関の特殊監督管理エリアにある管理機関は、国の関連部門の指導の下で、国際市場における大口商品、海外のハイテク製品、輸入消費品の保税展示などの業務を支援する。