ニュージーランド産粉ミルクの品質問題 中国当局が積極対応
このほどニュージーランド産の一部の粉ミルクから、少量のジシアンジアミドが検出されたと報じられた。ニュージーランド初級産業部は1月24日、牧場でジシアンジアミドを含む化学肥料の使用を停止するという情報を対外的に発表し、国内外から幅広い注目を集めた。人民日報が伝えた。
中国国家質量監督検験検疫総局が28日に開いた定例記者会見において、同局弁公庁の付副主任は、「当局は本件を重視しており、ニュージーランドの関連部門に何度も連絡している。またニュージーランドの駐中国大使と会見し、関連状況を早急かつ詳細に説明し、リスク評価を実施するよう求めた。当局は本件の注目を続け、調査を継続していく」と表明した。
中国では昨年、品質安全項目で不合格となった輸入食品が計2499回に達し、乳製品がその主要製品の一つとなった。付副主任は、「不合格の輸入食品に対して、出入国品質検査機関は返送や廃棄処分などの措置を行っており、国内市場に流通させていない」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月29日