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彭麗媛夫人が押し開けた中国人のファッションへの自信の扉 (2)

 だが、自主ブランドの機会は受動的なプロセスでは決してない。メーカーは自己努力によって社会の支持に追いつき、後者と強大な相互作用を形成しなければならない。われわれはみな、乗用車ブランド「紅旗」がかつて中国トップにどれほど支持されたかを覚えている。だが「紅旗」は今なお完全には成長せず、外国ブランドにおとなしく機会を譲っている。

 中国人が今日国産自動車ブランドに希望を託しているのは、中国の生産技術とサービス水準が共に世界の先進水準に近づいており、自主ブランド強化の機会がもう虚妄ではなく、今日の努力がそれに見合った、またはそれ以上の成果をもたらす可能性が完全にあるからだ。

 政治的自信を含む中国人のより広義の文化的自信は、消費分野のブランドの自信と潜在的、さらには直接的結びつきにあることを指摘しておかなければならない。ブランド力も中国のソフトパワーの不可分の一部だ。中国は自主ブランドの確立という関門を突破しなければならない。

 中国社会の名士は中国の自主ブランド確立を促す力となるべきだ。彼らの多くは最も早く外国の有名ブランドのファンとなった。今また一般の中国人よりも早く、外国ブランド崇拝から抜け出すべきだ。日韓社会の自国ブランドに対する支持を見れば、名士たちを筆頭に中国人はいくらか恥ずかしく思うはずだ。

 中国は広い。中国人の文化的度量も日韓より広いはずであり、外国ブランドに対してより寛容であるのも当然だ。だがこれは中国にまともな自主ブランドがなく、中国の消費者が外国ブランドに手玉に取られて暮らさざるを得ないこととはまた別の話だ。

 ファーストレディーの彭夫人は中国社会を自主ブランドへの自信に目覚めさせた。国全体の文化的自信が今後はもう眠りに落ちないことを希望する。一定の意味において、中国の近代化はブランドおよび文化面の自己卑下から中国人が脱却し続ける過程でもある。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年4月1日

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